【Skype終了】VoIP難民どうする?Teamsへ移行してみた。通話料を抑えたい人が知っておくべき“次の選択肢”

Skypeなんてもう使ってないよ〜」なんて思っていませんか?

日本ではLINEが主流だけど、アメリカではWhatsAppが同様に日常的に使われている。そして、Skypeってもう誰も使ってないでしょ?…なんて思っているあなた。実はまだまだ、使っている人も意外と多かったんです。しかも、ビジネス用と思われがちな「Microsoft Teams」に、個人ユーザーが移行できるのか?使いこなせるのか?といった疑問も。

2025年5月でSkypeが完全終了というニュース。これは海外在住者だけでなく、日本国内の一部ユーザーにもじわじわ影響が出ているんです。実は、日本の通話料金ってまだ意外と高くて、LINE通話に頼れない場面も多い。そんなときに、SkypeやLINE OutのようなWi-Fi通話の存在は本当に貴重だったんですよね。

今回は、

  • 「あまり語られていない、日本国内でSkypeが必要だった人たち」のリアルな使い方
  • Skype終了で困っている人への現実的な代替案
  • Microsoft Teamsへの実際の移行体験と注意点まで

わかりやすくご紹介していきます!

 

なぜ「Skypeの代替案」を探す人が多いのか?

「通話手段が完全になくなるわけじゃないし、今どきLINEでしょ?」
そう思う人も多いかもしれません。でも実は、Skypeが担ってきた「ある役割」が、他のアプリではなかなか補えないのが現実です。たとえば、LINEやZoom、WhatsAppなどの無料通話系アプリは「相手も同じアプリを使っていること」が前提。これが家族や友達なら問題ないけれど、お店や会社、行政機関、海外の病院・航空会社などになると話は別です。

そんなとき、Skypeが提供してきた「VoIP通話(インターネット経由で普通の電話番号に発信できる機能)」は非常に貴重でした。実際には“相手がアプリを使っていない”ケースや、“海外から日本の固定電話にかけたい”という地味で重要なニーズに応えてくれていたのがSkypeだったんです。だからこそ、代替手段を探す必要があるんですよね。

【過去の主要なVoIPサービスと終了時期】

~VoIP終了ドミノ~海外在住者が困る「日本への電話」問題

サービス名 特徴 終了時期
Skype Out PCやアプリから固定電話・携帯に発信可能。国内外に対応。 2025年5月完全終了(発表済)
SMARTalk 日本国内の050番号を取得。通話料が安く、留守電も無料。 2025年2月28日終了
LINE Out LINEから固定・携帯に発信可能(プリペイド式)。 2023年終了(サービス廃止済)

意外にも、「一部の限られた人だけ」ではありません。

  • 海外在住者:日本の役所・銀行への電話確認、家族の緊急連絡など
  • 一時帰国中の外国人:日本のSIMが使えない、でも病院やホテルに電話したい
  • 格安SIMユーザー(国内):電話番号付きSIMを避けてVoIP番号で通話コスト削減
  • 副業・個人事業主:個人携帯を使いたくない時の「第2番号」として活用
  • フリーランス・小規模ビジネス:クライアントとの簡易的なWeb会議
  • 海外とのやりとりが多い人:国際電話の代替手段として
  • ITリテラシーの高くない層:電話のように使える感覚だったので抵抗レベル低

私自身も、アメリカ在住で普段は年に1回使うかどうかというレベルでしたが、日本への帰国前の準備(公共機関への確認・航空会社への問合せなど)には本当に助かっていました。

「なんとなく便利だった」存在が、いざ無くなると…VoIPサービスって、毎日使うわけではないけれど、「いざという時に助かる裏のライフライン」みたいな存在だったんですよね。代替手段がゼロというわけではないけれど、同じレベルの手軽さと利便性を持つサービスが今ほとんどない。
だからこそ、「次に使える選択肢」を探す動きがじわじわと広がっているのです。

VoIPも“ポケベル化”する日が来るのか? 〜時代の流れと消えていくサービスたち〜

次々とVoIPサービスが消えていく今、「もしかして、VoIPという概念そのものが時代遅れになりつつあるのでは?」と感じた方もいるのではないでしょうか。ふと振り返ってみると、かつては誰もが使っていたポケベル公衆電話カード。それらが今では「懐かしいね〜」なんて言われる存在に。もしかすると、「Skype?あ〜昔そんなのあったね〜」って言われる日が、もうすぐそこまで来ているのかもしれません。

日本国内でも“通話コスト”が意外と高い

日本の音声通話が無制限のプランは、月額3000〜4000円と高額になりがちです。格安SIMユーザーは「電話の発信=別料金」というケースも多く、通話コストを抑えるためにSkypeやLINE Outを使っていた人も多かったです。しかし、日本とアメリカでは通話料金の感覚に差があります。

「日本の通話無制限プランって月3,000〜4,000円は高くない?」…そう思う人も多いかもしれませんが、実はアメリカと比較すると“格安”なんです。

私自身、アメリカでは格安SIM(MVNO)を使って月額$30(約4,500円)。それでもT-MobileやVerizonと比べるとかなりお得です。しかし、それはインターネット通信が主で、音声通話はオマケという前提があります。

逆に日本では、まだまだ「電話をかける」文化が根強く、音声通話が必要な場面も多いです。だからこそ、Skypeのような「番号不要で通話できるVoIP」は、日本国内ユーザーにも大きな意味があったんですね。

日本に住んでいる皆さんや、海外在住者にとって、音声通話代を抑えるための選択肢を知っておくべき。Skypeが終わる今、通話コストや利便性を見直すチャンスかもしれません。

 

なぜVoIPは“終わりつつある”のか?
  • アプリ間通話が主流に:いまやLINE、WhatsApp、Instagramなど、通話は同じアプリ同士で行うのが当たり前。番号や通話料金を気にする必要がない分、VoIPの“汎用性”は減ってきています。
  • 認証コードは番号に依存する時代: Google VoiceのようなVoIP番号が、各種サービスの2段階認証のための番号保持用に使われていることも多い。これは電話の“通話”目的ではなく、番号をIDの一部として使っているだけ。
  • ユーザー体験が複雑化: VoIPは設定がややこしかったり、音質が不安定だったりして、万人向けではなくなってきた。その分、もっと簡単で分かりやすいアプリにユーザーが流れていくのは当然かも。

「Skypeがなくても、LINEやZoomがあるじゃん?」と思われがち。でも、実際には“相手がアプリを使っていない”ケースや、“海外から日本の固定電話にかけたい”という地味で重要なニーズに応えてくれていたのがSkypeだったんです。だからこそ、代替手段を探す必要があるんですよね。

 

代替手段?

【VoIP難民 = 海外から日本に電話したい人と日本滞在のリアルな選択肢】

結論から言うと、完全にSkypeの代替えになるサービスは見当たらないのが現実。でも、代わりにできるだけ近い体験ができるサービスを選ぶしかない。では、どうすればいいのか?

1. Google Voice(主にアメリカ在住者向け)

Google Voiceは、アメリカを拠点にしている人にとって、月額無料で非常に便利なサービスです。自分のアメリカの番号を保持したまま、Wi-Fiさえあれば世界中から通話・SMSの送受信が可能で、日本にも安く(有料で)かけられる。だけど、注意が必要なのは、日本国内ではあまり使えないという点。さらに、テキストメッセージに関して、番号だけで誰からのメッセージかわからないことがあり、かなり不便な部分も。利便性は高い一方で、「万能」ではないというのが正直なところです。

2. 050 plus(日本滞在者向けのNTTコミュニケーションズ)

050番号を発行して、日本国内にいるときには非常に便利。ただし、海外から利用する場合は、設定や料金が複雑。また、VoIPサービスの通話品質やつながりやすさに不安がある場合も。日本の番号が必要な場面では最適かもしれないけど、簡単には利用できないという制約がある。

3. Microsoft Teams

Microsoft Teamsは代替になる?問題で、実は、Microsoft Teamsが個人利用でもかなり便利に使える場合があるんです。特に、企業との連携がある場合や、同じ企業内で使う場合には、通話もビデオ通話も非常にスムーズにできる。
ただし、Teams同士でないと通話は無料にならない点が大きな注意点。なので、チーム内で使うか、組織に所属していないと不便。Skypeのように誰でも無料でかけられるわけではない。しかも「細かいところが気が利かない」問題が続出です。例えば、、、

 

Skypeの次を探そう!海外在住者の代替サービスは?【アメリカ生活】

こちらでは、海外在住者、特にアメリカ生活者へ向けて他にも代替え案を提供しています!

 

Teamsに関する「細かいところが気が利かない」問題について、確かに多くのユーザーが困っている点ですね。具体的には、以下のような問題がよく挙げられます。

  1. 過去のユーザー履歴が消せない
    Teamsで過去に接続したユーザーの履歴を削除できないことが、使い勝手の悪さを引き起こしています。特に企業や大規模なチームで利用している場合、誤って削除された情報が復元できない場合もあり、セキュリティやプライバシーの観点でも不便に感じることがあります。

  2. ユーザー管理の不具合
    ユーザー管理から新しいメンバーを登録したり、情報を更新したりしても、その変更が反映されないことがあります。例えば、「同期」機能がうまく動作しない場合、ユーザーの更新が遅延することもあります。これにより、新しいメンバーが正しくグループに追加されず、作業効率が低下することも。

  3. その他の同期の不具合
    特にユーザー間での情報の同期が取れない、または遅れるケースも多いです。これが原因で、ファイルの共有やチーム間でのコミュニケーションに遅れが生じることがあるため、チームワークに影響を及ぼすこともあります。

こうした問題を解決するためには、定期的なアップデートや、Microsoftから提供されるサポートを受けることが重要です。ですが、どうしても「完璧に使いこなす」ことが難しいと感じるユーザーも多いのが現実ですね。

 

Skype終了→Teamsに切り替えてみた画面はコレ!

 

 

 

 

移行自体はとても簡単に行えました。

 

 

まとめ:Skype終了→Teams切り替え、正直レビュー

Skypeの終了に伴い、多くのユーザーが代替サービスとしてTeamsへの移行を余儀なくされています。しかし、Skypeのように簡単に使えたものが、Microsoft Teamsでは少し手間がかかる点もあります。

1. Teamsの移行はSkypeに比べて問題点が残る
Skypeのシンプルなインターフェースと違い、Teamsは主にビジネス向けで、個人利用でフル活用するには慣れが必要です。私自身も海外から日本への国際電話を模索しています。最も大きな違いは、Skypeのように「誰でも簡単に」どうにでも電話をかけられるわけではなく、同じアプリを使っているユーザー同士での連携が前提になる点です。

2. Teamsの機能が活躍する場面は限られる
確かに、Teamsは音声通話やビデオ通話に特化していて、企業内での利用には非常に便利です。しかし、個人同士での利用や、ビジネスとは関係ない通話には不便な部分も多いです。特に、過去のユーザー履歴の削除や、ユーザー管理の不具合などが課題として浮き彫りになっています。

3. 代替案はまだまだ探し続ける必要がある
現在のところ、完全にSkypeの代替になるサービスは存在していないのが現実です。Google Voiceや050 plus、Rakuten Link、LINEなど、少しずつ代わりとなるサービスはありますが、それぞれに特徴と制限があります。そのため、Skypeの使いやすさを求めている方には、まだまだ試行錯誤が続くかもしれません。